カントン包茎はEDになりやすいって本当?影響や治療法を解説

男性が性について抱える悩みの1つに、包茎が挙げられます。
日本人男性の多くが仮性包茎であると言われていますが、その一方で緊急性の高い症状とされるカントン包茎の方は悩みの種が尽きないのではないでしょうか。
身体的なコンプレックスに加えて、勃起時に走る痛みも精神的なストレスになり得ます。
このことが原因で、EDを引き起こすケースも珍しくありません。
性生活においてEDはもちろん、包茎も大きな障害となる可能性があります。
ここではカントン包茎がどういった症状であるのか、EDにおよぼす影響や治療方法に関して解説します。

カントン包茎とはどんな症状?

カントン包茎とは、包皮先端の口の部分が狭くて亀頭の露出が困難な状態を指します。
亀頭を露出させようとすると、出口である包皮の先端が小さすぎて亀頭を締め付けてしまいます。
無理に皮を剥こうとすれば亀頭が腫れてしまったり、包皮口で圧迫された亀頭がうっ血を引き起こし大変危険です。

症状が起きる原因としては、包皮口が狭いことと無理に力を入れて剥こうとしたことが挙げられます。
なお自身で無理に剥いた場合の他に、勃起時やセックスの際に意図せず包皮が裏返ってカントン包茎になってしまうケースもあります。
包皮の一部分や亀頭が腫れた状態で放置すると、壊死する場合もあるためすぐに治療が必要です。

カントン包茎には状態や進行によって、いくつかの種類に分かれます。
まずは平時はスムーズに剥くことができるものの、勃起時に露出させようとすれば途中で止まったり痛みを感じるケースです。
勃起の状態でなくなれば亀頭を戻せるため、緊急性はさほど高くありません。
次に平時であっても、少し無理をしなければ剥けないタイプは場合によってはすぐにでも手術が必要です。
勃起した際にうっかり剥けてしまうと、強い痛みが走ったり腫れたりする可能性があるからです。
そしていかなる状態の時でも無理に亀頭を露出させれば、元に戻すことが困難なタイプは非常に危険と言えます。

カントン包茎とEDの関係性

カントン包茎は、他の包茎よりもEDになる可能性が高いです。
日本人男性に多いとされる仮性包茎は、普段は皮を被っているものの自分で剥くことができます。
状態によっては勃起時に自然に剥けるため、さほど不便に感じていない方も少なくありません。
もちろん射精のタイミングが早まりやすいというデメリットがあるものの、カントン包茎とは異なり勃起時に痛みを伴わない点は非常に大きいです。
同じく包皮口が狭いことで起きる真性包茎も、勃起時に痛みを感じる場合があります。
ただ勃起機能自体に問題はないとされ、そのまま性行為ができるケースもあるでしょう。

一方で勃起した際に亀頭が露出しないどころか、痛みが走ってしまうカントン包茎の場合は性行為の際にストレスを抱えやすいです。
パートナーと性行為をする前にせっかく勃起をしても、痛みでその状態をキープできずに萎えてしまう場合が多いからです。
また平常時では問題なく剥けていたけれど、挿入の際に包皮がひっくり返って亀頭を激しく締め付けるといったアクシデントが起きる可能性もあります。
勃起した状態で亀頭や包皮が元に戻らなくなれば、緊急手術が必要となります。
比較的軽微な症状の方も、性行為への不安から心因性EDを発症するケースも少なくありません。

カントン包茎の治療法

カントン包茎の治療は基本的に、元に戻らなくなった状態の包皮を切除するための手術が主体です。
手術で用いられる術式はいくつか種類がありますが、代表的なのは複合曲線作図法となります。
複合曲線作図法とは、簡単に言えば余分な包皮を切除し自然なラインに修正する術式です。
包皮を切除するライン、すなわち手術痕を亀頭の根本の部分で隠します。
手術した後が目立ちにくいことに加えて、性感を得る上で欠かせない裏筋も残すため、性生活に対しての不安が一気に解消されることでしょう。
手術時間は他の術式と比べてやや長めではあるものの、自然な仕上がりと性感の維持が大きなメリットです。

治療を受けるのに適切な時期としては、緊急時を除けば成長期が過ぎた頃が該当します。
幼少の頃は真性包茎の状態であり、身体が成長するまでは包皮口が狭いカントン包茎の状態です。
人によって時期は異なりますが、成人するまでに自力で皮を剥けるようになります。
成長期をすぎてもカントン包茎のままであれば、早めに手術を受けた方が賢明です。
もし途中までしか包皮を剥くことができず、亀頭が腫れた状態で放置すれば壊死する可能性があるため、一刻も早く手術を受けるべきです。

なお手術の前には局部麻酔を行うことが多いため、手術中の痛みはほとんどありません。
術後に麻酔が切れて痛みが発生する場合もありますが、痛み止めも処方してくれるため安心してください。

まとめ

EDの発症の要因となりうる包茎の中でも、勃起時や皮を剥く際に痛みが走るカントン包茎は男性にとって大きな悩みの種と言えます。
症状が比較的軽微で、亀頭を剥いてもさほど痛みが走らなかったとしても身体的なコンプレックスや、性行為に対する漠然とした不安が原因でEDを発症しやすい状態です。
亀頭を露出させるのが困難な方や、締め付けが強くて途中で止まってしまう方は早めにクリニックに相談することをおすすめします。
手術は局部麻酔を用いることで痛みはほとんどなく、性感を維持することが可能な術式もあるため安心して治療を受けましょう。

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